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第138師団 (日本軍) : ウィキペディア日本語版
第138師団 (日本軍)[だいひゃくさんじゅうはちしだん]

第138師団(だいひゃくさんじゅうはちしだん)は、大日本帝国陸軍師団の一つ。
== 沿革 ==
1945年(昭和20年)に入り、関東軍は南方へ兵力の過半数を引き抜かれていたが満州居留邦人15万名、在郷軍人25万名を「根こそぎ動員」、さらに中国戦線から4個歩兵師団を戻してなんとか74万人の兵員を調達した。さらに以前関東軍特種演習により本土から輸送させた戦車200輌、航空機200機、火砲1000門も健在であった。
しかし兵員の半数以上は訓練不足、日ソ中立条約違反を想定していなかった関東軍首脳部の混乱、物質不足(砲弾は約1200発ほどで、航空部隊のほとんどが戦闘未経験者。また小銃が行き渡らない兵士だけでも10万名以上)のため事実上の戦力は30万名程度だったといわれている。
同年7月、第135師団は「根こそぎ動員」の際に満州で召集された邦人男子を主体に吉林省で編成された。第30軍に編入され、吉林付近に師団主力は所在した。しかし、師団の編成は完了しておらず、同年8月9日のソ連対日参戦時には総員2千名の規模であった。ソ連軍の侵攻を受け撫順に移動したが、本格的な戦いを交える以前に停戦となり、8月19日に武装解除された。
第138師団は、同年7月の「根こそぎ動員」の際に編成された師団の一つである。同時に第134第135第136第137第139第148第149師団が編成された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「第138師団 (日本軍)」の詳細全文を読む



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